ジュエリーのお手入れについて

自動車は車検まで、特に家電製品などはノーメンテナンスで壊れるまで使えます。

 

長くて10年以上。

 

性能は落ちていきますが、それでも使えるというのは驚異的だと思います。

 

中国メーカーも最近よくなっているとは聞きますが、どうなんでしょうね。

 

 

そこで、ジュエリーもノーメンテナンスなんでしょうか?

 

 

すいません、ちがうんです。申し訳ないです。

 

例えば、硬い金属のプラチナといえども長い期間での小さな衝撃が積み重なって細かい傷が増えていって、だんだん輝きが失われていきます。

 

 

宝石も、例えばダイヤモンドはすばらしく硬くて傷がつかないと思われていますが実際は、傷もついちゃいます。

 

硬いので傷がつきにくい、というのが正解です。

 

 

では、傷がつかないように扱うにはどうしたらいいか?

 

まず、お皿洗いや掃除などの家事の際はジュエリーははずしましょう。

 

さらにスポーツの際も必ず外します。

 

 

次に、温泉。

 

温泉の成分の中に、いろいろな鉱物や金属がイオン化して溶け込んでいます。

 

鉄や亜鉛・マンガンなどなど。硫黄やラジウム??などもありますね。

 

それが石やジュエリーの金属と化合したり侵したりしますので、入湯前に外します。

 

パールや珊瑚、オパールなどの有機系の宝石は必ずです。

 

金の場合は、本来曇りはしますが錆びたり侵されたりすることのない金属ですが

 

最近の金のジュエリーは18金ですので、7割5分ほどほかの金属が入っています。

 

その金属部分が変化する可能性があるので、なかなかむつかしいです。

 

でも、お出かけ前に装着するのを徹底していても、購入時の輝きを維持するのはむつかしいですよね。

 

ですので、定期的に、例えば4・5年毎にジュエリーショップに磨きを依頼されるとほぼ輝きが戻ります。

 

そこで、宣伝ではありますが、当アトリエでご購入されたジュエリーは簡易研磨は永久無料です!(笑)(メッキ製品は除く)

 

お茶を召し上がるあいだに、その場で研磨しますのでそのままお待ちください。

 

別途、研磨代金を頂戴する場合でも、たいがい¥2000程度です。

 

簡易研磨でも驚くほどきれいになりますよ。

 

それから深い傷がついたジュエリーでもあまり落ち込む必要はないです。

 

金属の特性として延伸性(潰れて伸びるんです)がありまして、傷跡の周りから金属を押し戻します。

 

必要なのは、手と腕の筋力・技術、あとそこそこの体重でしょうか。

 

上半身の体重と筋力で、細くて硬い鋼材をあてて押し戻します。

 

でも、そろそろダイエットしないと。。。

 

ではまた。