イヤリングとネックレスが同じデザインで、揃えになっているもの。
イヤリングはもうしないので、その飾りの部分を利用して気に入っている
ネックレスの延長をして欲しい、とのご依頼でした。
左の画像が、イヤリング部分から飾りをはずした物です。
そして、このネックレスの根元側と、イヤリングの飾り部のサイズがほぼ同じであったので、この部分に移植します。
バーナーで繊細な部分が溶けてしまわないように、接続部分のみに熱を加えて留め金を外します。
そして飾りの部分に違和感がないように、きれいに溶接(ロウ付け)。
その時にもほかの飾り部に熱が入らないように、細心の注意が必要です。
なにしろ溶けちゃったら終わりですので(-_-;)
火を使う際はいつも緊張するんです。
で、片方のみ出来上がり。
片方が終わって、もう一方と長さが違うのでお分かりいただけるでしょうか。
黒い部分が溶接後につく酸化皮膜がついていて、洗ってとってしまいます。
その後、細かいバリなどを削り取って、磨いて完了です。
使えなくなったジュエリーが復活するのは、本当にうれしいものですね。