前回「その1」からの続き。
まず、「打ち出したがね」を作ります。
手のひらくらいの鉄材を、写真左のようにヤスリで形作ります。
それを焼入れして硬度を出します。
次に、0.5mm厚、5センチ四方の銅板を用意して焼きなましをします。
金属は、ほんのり赤くなるまで熱を加えると加工のしやすいあたりまで柔らかくなります。
これを「焼きなまし」といいます。
短縮して「なます」という方が多いですね。
その板を大きな鉛の上に置いて、上からたがねで打ち付けると鉛が凹んで
右のように形ができるのですが、これを必要な数(32個!)つくるとなるとかなりきつい。
最後に酸洗をして余分な部分を切り取った後、真鍮釘をろう付して完成です。
それにしてもきつい。。