ペンダントトップ修理 2

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前回の続きです。
余裕のないつくりなので、石がわくに保持できずに枠の下から

石が外れてしまうペンダントトップです。
対策として、写真右側の板を作りました。
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18kで0.5mm厚。
これを枠の中側に橋渡しをして、なおかつ石の底板とします。
ロウ付け完了です。
これを磨いて、石を装着します。
完成です。
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上から見てもどうなっているかわからないので、改造部分を下から。
枠の強化と石の底板として機能しています。
改造前と外見は全く変わらないので、前のテイストを生かして
長く使えるジュエリーになりました。
大事なものをさらにグレードアップできるような改造に、どんどん挑戦していこうと思います。
けっこう手間がかかるんですが(笑)いいものができました。

ペンダントトップ修理 1

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今回の修理は、18k石付きペンダントトップの留めなおし。

画像のように石が外れて、ただ留めなおすだけの作業に見えますが構造的な問題が。

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試しにはめてみた状態がこちら。

基本的には、石枠というのは石の外周にはまっているのが普通なのですが、これは枠の上に石が乗っかっている状態。

そのまま上から爪で押さえているんです。

そして、これを地面に落として外れてしまった、ということですが

石枠の厚みが0.5mm以下。石が大きいのにとっても薄い。

これではちょっとのショックでたわんで外れてしまいます。

ですので、枠自体の補強も必要と判断しました。

思い入れがあるものなので手間がかかっても使えるようにしたい、とのことですので修理ではなく改造となりました。

次回へ。