金属の話 Ⅱ

075まずはじめにおわびを。

がんばって撮ったのですが、色目の違いが非常にわかりにくい。

 

すいません。

かろうじて銀と他の色との違いがわかる程度でしょうか。

解説をしますと、18KWG(ホワイトゴールド)と14KWGは同系の金属なのですが、違いはほぼわかりません。

金の含有量が違うのですが、配合されているパラジウムの影響で白い色が出ています。

次に18kと14kの違いですが、これは明らかに赤い色目が出てきます。

14kの方が銅の配合が多いためで、この系列がもっと赤みを強くした

18KPG(ピンクゴールド)となります。

白系の金属ですが、プラチナと銀では比べてみると金属としての照りはプラチナのほうが

強いです。

高級感が出てきますので、金属の硬さとあいまってジュエリーの基本の金属となります。

このように、金属の本来の色をつかったジュエリーもなかなか面白いです。

14kpg(14金ピンクゴールド)などもご注文いただくと挑戦してみます。

おそらく色は銅のように赤くて、なおかつ変色しないものだと思いますよ。

金属の話

ジュエリーに使われる金属はいろいろなものがあります。

18金(k18)・14金(k14)・プラチナ・ホワイトゴールド(WG)などなど。

それぞれ色目が違うのですが、例えば一般の店で売っている18金と14金は同じ金色の色目です。

なぜか。

それは18金のメッキをしているから。

ではなぜメッキをするのか?

量産の鋳造品は磨いても、鋳造の加工の際の金属の表面などに出てくるブツブツ(「ス」といいます)が取れない場合があります。

それを隠すための表面のコーティングをする、というのがひとつの理由としてあります。

他には、14金の赤っぽい色目を金色に変えつつ、コストダウンを図りたいから、など。

同じように、実は店売りのシルバーの商品でも大多数の商品がロジウムメッキ(プラチナメッキ)がかかっています。

鍛造の商品はメッキをかける必要がないので(ブツブツがない)、私は金属本来の色目を使います。

ゆえに、金属それぞれの色を楽しむジュエリーができます。

ちなみに、最近の「あかねす推し」はホワイトゴールド(WG)ですw

黒光りする重厚感のある銀色で、梨地仕上げにしてメンズジュエリーにしたら、あらいいかんじ♪

となるはず。

次回は主要な金属の、地金の色をアップします。